2013年10月16日水曜日

7.地熱発電開発に向け調査相次ぐ

 
http://www3.nhk.or.jp/news/html/20131015/k10015268131000.html 

<要約>
 再生可能エネルギーの中でも安定的に発電できる地熱発電の開発に向け、全国で調査が進んでいる。原子力発電の再稼働が問題視される中、それに代わる発電方法が求められる。そこで再生可能のエネルギーを使用する地熱発電が注目され調査が進んでいる。しかし開発や調査には費用と期間がかかることや、発電所の建設場所で課題が多く、日本ではまだまだ普及がされていない。
 このような課題を解決することで、安定した電力を得ることが可能である。また再生可能エネルギーに詳しい専門家によると「地熱発電は稼働率と安定性の面からも高く評価されるべき電源だ。開発には時間と費用を要するが10年先をにらみ、太陽光や風力などとバランスを組み合わせ普及させるべきだ。」と話している。

                <ニュースの意見>
  私は、原子力発電が問題視される中で、これに代わる別の発電開発を進めることは重要であると考える。日本にとってメリットが多い地熱発電の開発が進んでいることは良いことだと思う。しかしながら、開発に向けまだまだ課題がある。
 地熱発電は地熱を利用し蒸気を発生させるため、化石燃料を必要とせず、二酸化炭素の排出量が少なく済み環境性に優れている。純国産のエネルギーであるので、輸入に頼る必要がないこと、火山の多い日本にとって大きな電力を生み出せる可能性が高いことも魅力的である。ですが日本で実際に発電に利用されている地熱の資源量は、全体の2%に留まっている。これには地熱発電に置ける課題があるからだ。
 課題を考えると、地熱発電を可能にするには地下2000メートル程度まで掘り下げる必要があり、実際に発電所の運転を可能にするには、10年以上の歳月を必要とし、調査や開発に費用がかかってしまう。また候補地は国立公園や国定公園に指定されているため、そこに発電所を建設することで自然の景観を損ねてしまう危険性があるからだ。
 私は、これらの課題を改善することで、地熱発電の開発を進め、それを利用することで安定した電力の供給が行えると思う。また、他の自然エネルギーである太陽光・風力発電と併用することでさらに多くの電力の供給も可能だと考える。

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