2013年10月30日水曜日

15.米CSIS所長「原発再稼働日本に不可欠」



http://www.nikkei.com/article/DGXNASFS2801W_Y3A021C1EE8000/


                                                  <要約>

 米戦略国際問題研究所(CSIS)のジョン・ハムレ所長は28日、経済産業省の基本政策分科会で開講し、「日本の安定的なエネルギー戦略には原子力発電所の再稼働が不可欠だ」と述べた。原発に対する国民の信頼を得るには「第三者の海外の技術者お意見も取り入れ、事業者が常に安全性を見直し続けることが必要だ」とも主張した。
 日本の経済が上向きつつある中で、原子力発電を再稼働させることはプラスになるが、原発のリスクは高く、福島第一原発の事故は未だ解決されていない。国民の信頼を得るには納得のいく説明が必要不可欠だ。エネルギーの大部分を輸入に頼る日本は、安全保証の観点を重要視したエネルギー戦略を構築する必要がある。

                 <意見>
 日本の経済が上向きつつある中で、原発を再稼働させることは更なる経済の発展に繋がると望める。ですが、私は、原発には課題が多く、環境への影響が大きいため、私たちの次の世代の人たちにまで影響が及ぶ危険性があると言うことから、原発の再稼働に反対だ。
 課題を考えると、汚染水や放射能の問題が上げられる。東日本大震災以降、福島第一原発では、原子炉を冷却するため、毎日大量の水が使用されている。その水は汚染水となり、毎日何万トン、何十万トンと増え続け、貯水タンクに貯められている。貯水された汚染水の処理方法は決まっていない。また、タンクから汚染水が漏れると言った、新たな問題も発生している。発電所から漏れだした放射能により、発電所から半径約30キロ圏内は立ち入り禁止区域になっている。今でも、毎日命を削りながら除染作業を行う人たちがいる。しかし、人が住めるようになるまで何年かかるか分かっていない。これらは、解決すべき大きな課題である。
 メリットを考えると、発電時のコストが低いということだ。ですが、発電所の維持費を考えると結局は、コストが高くなる。また、事故が起こった際の被害は大きく、復興にも多額の費用が必要とされる。東日本大震災のような大きい災害が再び起きた際には、現在抱えている問題も含め、政府はコントロールできなくなるだろう。コストが安いことだけでは、利用価値は期待できない。
 以上のように、メリットが少なく、デメリットや課題が多く残されている。原発の再稼働には、課題が多く、私たちの次の世代への影響にも不安を感じるので、私は、原発の再稼働に反対だ。



*前回は賛成派の意見で書いたので、今回は反対派の意見で書きました。
 反対派の意見の方が書きやすいです。

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