2013年11月7日木曜日

原発について、先生に指摘されて直したヤツ



 世界の発電量を見てみると、日本では、発電量全体の約65%を火力、カナダでは、約60%を水力、フランスでは、約76%が原子力である。このようにフランスでは、電力量の大半を原子力が占めている。しかし、福島第一原発の事故の被害はとても大きく、未だに収拾していない。また、環境面でのメリットはあるが、デメリットの方が大きいので、私は、原子力発電に反対だ。
 原子力発電のメリットは、二酸化炭素の排出量が少ないこと、燃料のウランが多く埋蔵されていること、使用済みの核燃料は、再処理を行うことで燃料として再利用が可能なことが挙げられる。しかし、事故が起きた際の被害は大きい。チェルノブイリ原子力発電所は、事故から30年経った今も、発電所はコンクリートやブルーシートで覆われており、周辺の地域には人が住める状態ではない。
 原子力発電には、多くのデメリットがある。福島第一原発では、水素爆発により、大量の放射性物質が放出され、周辺地域に深刻な放射能汚染をもたらした。放射能の濃度が高い地域の住人は、避難生活を強いられ、仮設住宅に住んでいる。放射能に汚染された餌を食べた牛肉からは、基準値を超える放射性物質が検出されるなどし、農産物への影響も大きい。また、風評被害も受けている。廃棄物の処理場所として、青森県の六ヶ所村が候補に挙げられているが、強力な放射線が長期間に渡って出続けるため、最終的な処理場所は決まっていない。これらは、原子力発電の最大の課題である。
 原発に対する各国の対応として、フランスやイギリスでは原発を推奨をしている。一方で、ドイツやスイスでは原発の全廃が決定されている。このように、原子力発電に対する意見は様々である。しかし、原子力発電のデメリットは数え上げたらきりがなく、現在発生している問題が収拾されていないこと、未来への影響が不安ですので、私は、原子力発電に反対だ。

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