2013年11月8日金曜日

いわゆる「企業不祥事」が、テレビ・新聞等で多く取り上げられている。不祥事が多発する原因についてあなたの見解を述べ、不祥事を防止するために経営者がなすべきことを、あなたなりに考えてください。 800字

 
 最近は、みずほ銀行の暴力団への融資、百貨店やデパートの食品偽装など、企業不祥事が度々発生している。一度不祥事が起こってしまうと、今までに積み上げてきた信頼度は失われ、回復することも難しい。では、なぜ不祥事は起こってしまうのか。私は、不祥事が起こる原因や防止策について考えていきたい。 
 企業の不祥事が起こる原因として、企業の経営理念が全体に浸透していないこと、利益を追求するあまり、ずさんな管理が行われていること、経営者と従業員との間で、情報の伝達が不足していることがある。デパートや百貨店の食品偽装を例に見てみると、メニューとは異なる食材を使っており、書かれている食品に比べ、使われている食品は原価が安い。このように、利益を追求しているために、管理がずさんになっていることが目に見えている。原因について会社側は、食品に関する認識などが担当者間で不十分であったと説明している。このこともまた、情報が伝達されていないことを示す。では、これらを防ぐためには何が必要となるのか。
 防止策として、とにかく不祥事が起こらない環境を作ることが重要である。具体的には、経営者や社長が、不祥事を起こさないという姿勢を従業員に強く示すことだ。また、会社のトップが指導者となり、従業員の教育を行うことも重要になるだろう。そうすることで、トップと従業員でのコミュニケーションも図れる。こうして、企業の経営理念を従業員に叩き込むことで、不祥事は起こしてはならないという意識が生まれる。不祥事を起こしてしまった際には、原因を掘り下げ、担当者や管理状態などを見直し、改善することで、再発防止をしなければならない。
 このように、不祥事の原因は様々である。しかし、防止策もあるので、私は、企業ごとに不祥事を防ぐ取り組みをすべきだと考える。

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