2013年11月12日火曜日

消費税 書き直し

 消費税の増税が決まり、平成二十六年四月に現在の五%から八%になる。更に、平成二十七年の十月から十%まで引き上げるとされている。消費税の増 税には賛否両論ある。私は、政府が国民に対して、徴収した分の税金をどのように使うのか、どのように使ったか、使い道をはっきりと示す事が必要だと考え る。
 増税が決定された理由は、現在の日本は、少子化高齢化が進んでいる。高齢者の数が増えて行き、子供や現役世代の数は減っていく。所得税や住民税の引き上げを行えば、現役世代の負担が増加する。 そこで、特定の世代に負担が集中する事なく、国民全体が広く負担する消費税が、財源確保にふさわしいとされたからだ。消費税増税には、国の予算の確保によ り、社会保障制度や福祉関連の制度を充実させる事が出来るなどのメリットがある。一方で、国民の負担が増加し、国内の消費が停滞するデメリットがある。
  では、海外の税金はどうなっているのだろうか。スウェーデンを例に見てみる。消費税は二十五%と日本に比べ高額である。しかし、社会保障制度や福祉関連の 制度が充実している事、教育費、医療費が無料な事など、消費税の使い道がはっきりしており、国民の幸福度は世界で一位となっている。不満を感じている国民 が少ないと言える。スウェーデンも消費税を増税することで、このような制度の充実やインフラストラクチャーを進める事が出来たのである。
 消費税の増税には、デメリットもあるが、様々な制度を充実させる事で将来的に国民の負担は減ると考えられる。私は、国民が納得できるような制度の充実を行う政府の対応が必要だと考える。そのためには、何よりも、消費税の使い道をはっきりと国民に示す事が、国民の理解を得るためには必要であると考える。

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